大 宝 八 幡 宮 の 宝 物

 鏡(県指定文化財) 白銅鋳製 径11.2cm

昭和40年2月24日、茨城県指定有形文化財となる。

奈良時代の唐鏡から平安時代後半の藤原和鏡へと、鏡の様式が変化する過渡期の様相を示す唐式鏡と呼ばれるもので、11世紀末〜12世紀頃に鋳造された。

鏡背文様は中央に菊座紐を据え、四分割して上下に瑞花を散らし、左右に鳳凰を対称的に配している。更に、周囲には羽をひろげた蝶をやはり四方対称的に置き、そのあいだを唐草文様で埋めている。図柄は精緻をきわめ、豊麗で保存状態もよい。

 

瑞花雙鳥八稜鏡

丸木舟(県指定文化財) イトスギ材 長さ6.05m 幅58cm

左写真下方。

船首と船尾をとがらせている。江戸時代後期安政年間(1854〜1859)に大宝沼干拓の際発見されたといわれる。

浅瀬で運搬用に使われていたものと考えられる。舟底は平坦に近い造りで、舷の内外とも精巧に削られているのが特色になっている。大木の幹をくりぬいて造った丸木舟はくりぶねともいわれる。見事な造りのこの丸木舟は、古墳時代後期のものと考えられ、ほぼ完全な形で保存も極めて良好、貴重な考古資料として高く評価されている。

 

歴史資料館内の一部

銅 鐘(県指定文化財) 青銅製 高さ108.1cm 口径60.3cm

池の間(鐘の中間にあるほぼ方形の四区)の陰刻銘により、鐘は埼玉県岩槻市平林寺を開山した石室善玖が1387(嘉慶1)年鋳造。大工沙弥道善作とわかる。その後1458(享徳5、康正2)年猿島郡星智寺のものとなったことが三区以下の追銘で知れる。 この鐘は1547(天正1)年9月、佐竹氏の先手となった多賀谷 重経が、猿島郡へ出陣の際に戦利品として持ち帰り、大宝八幡宮に奉納したものと伝えられる。

銅  鐘

考古資料・土器群

縄文土器・弥生土器・土師器・須恵器・埴輪・天皇家御下賜品・天座の太刀(源 頼朝公寄進)・唐鏡十葉(初代別当久仁法親王寄進)・五人張弓(多賀谷政経公寄進)・重籐弓・大太刀(鉄水子作、寄進)・甲冑